本日、怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーが最終回を迎えました。
ピンキリの仮面ライダーに対して戦隊は安定型でどの作品を見ても同じように楽しめるけど１つ１つの作品としては記憶に残りにくいと言う印象でしたが、ルパパト頭１つ飛び抜けてました。
ストーリーとキャラクターが非常に魅力的で、胸が締め付けられるほどのシリアスから大笑いさせてくれるギャグまで１年通して本当に楽しかったです。
この感想は他の戦隊にも当てはまるんですけど、ルパパトはそれらが全て高水準だったんですよね。
他の戦隊と一線を画するのはやはり戦隊VS戦隊と言う構図ですね。
これによりただ襲い来る悪者を倒すだけの勧善懲悪スタイルに留まらない悲しみを抱えながらもお互いの正義をかけてぶつかり合うと言う展開が生まれるワケです。
これまでも一部の敵キャラとそう言う関係を持つコトはありましたが、作品全体としてこのテーマを強く打ち出せたのはルパパトだからこそです。
この設定は仮面ライダーによく見られるモノで、要するに従来の戦隊の面白さに仮面ライダーの持つ魅力まで上乗せされてる形になってるんですよね。
コレがルパパトが過去作を一段上回るコトになった要因ですね。
元々仮面ライダー好きな自分がハマるのはもう必然でしたね。
エピソード１つ１つを見ても特にクオリティがブレるコトは無くずっと面白くて、100点をあげたいくらいに好きなルパパトですが、不満点が無いかと言えばそうでもないんですけどね。
放送時も何かと問題視されていたコトですが、中盤の露骨なルパンレンジャー優遇は悲しいところでした。
途中からルパンレンジャーだけがパワーアップするようになってしまうんですよね。
本来なら同様にパワーアップしていくべきルパンレンジャーとパトレンジャーなのに、片方だけ優遇される展開は見ていて本当に辛かったです。
玩具の売上の都合でそうなったと言うのが定説ですが、それが本当だとすれば許し難い話です。
たとえ玩具を売るために存在してる作品だったとしても、放送と販売が終了した後も映像は残り続けると言うのに…。
将来見返した時にガッカリするんでしょうねぇ…。
他に不満点を挙げるなら最終回がアッサリし過ぎなコトくらいですかね。
この作品に限らずよくあるコトですけど、やっぱり最終回は後日談の尺もガッツリ確保して全てを清算するような終わり方をしてほしいんですよね。
来週から新戦隊が始まる前に１ヶ月かけて特番が始まるワケですが、そこで何かあったりするんですかね？
その枠でもVシネでもイイので本編最終回からもう一声欲しいところです。
と、良かったところ悪かったところを書いたのでこの辺で終わりにしておきます。
ルパパトは本当に面白くて、これまで１度も手を出してなかった変身アイテムとロボットまで買ってしまうと言うくらいドハマりした思い出深い作品となりました。
そんなルパパトが終わってしまったと言うのはまったく寂しい話です。
まぁここで立ち止まっても仕方無いので、ちゃんと切り替えて次のリュウソウジャーも楽しんでいこうと思います。
