第120話「よみがえったメロディ」

たまごっち!
第120話「よみがえったメロディ」




音をなくしたメロディバイオリンを直すために訪れたムジカの森で謎の幼い女の子と出会ったメロディっち。
しかし女の子はメロディっちに追いつかれてからは逃げるコトこそなくなったものの、話は一切してくれずその素性はわからないまま。
そんな様子の女の子に対しメロディっちは無理するコトなく優しく寄り添い、そのまま行動を共にするコトに。



女の子は無口を通し続けていたもののメロディっちは彼女と接する中でその正体に気付いたらしく、その答えはメロディっちから明かされるコトに。
女の子の正体は何とメロディバイオリンそのもの。
ここまで来てついに口を開いたメロディバイオリンにより音が出なくなった原因も判明。
その理由はメロディバイオリンがメロディっちに必要とされなくなってるのではと思ってしまったから。
成長していくメロディっちに対し何も変わらない自分に対する不安、負い目に圧し潰されマイナス思考に囚われてしまったらしい。
いつからそんな風に考えていたかはわからないけど、きっとメロディバイオリンは長い間苦しんでいたんだと思う。


そんなメロディバイオリンのその悲しみも今回でメロディっちとメロディバイオリンがお互いの気持ちを確かめ合ったコトで取り去られ、見事バイオリンに音が復活。
しかもメロディバイオリンの望みを叶えるかのようにバイオリンはその姿を変え、心の隔たりだけでなく物理的なサイズの問題までも解決。
これでもうメロディっちとメロディバイオリンの心がすれ違うようなコトは2度と無さそう。


今回の一件でメロディっちの演奏はメロディっちの心だけでなくバイオリンの心も合わさって初めて実現しているのだと言うコトがよくわかった。
もしかしたらかつてムジカの森を訪れたと言う音楽家たちもこんな奇跡を体験したのかもしれない。




次回 たまごっち!
第121話「「歌ヘタ」まめっちと「歌イヤ」フォルテっち」