7月15日


劇場版ポケットモンスター
キュレムVS聖剣士 ケルディオ
メロエッタのキラキラリサイタル



観てきました。
今回は七夜の願い星ジラーチ以来の短編と長編の2本立て。
と言うワケで軽く感想でも。




メロエッタ
短編らしく前半でドタバタした後にメロエッタの歌とダンスで締めると言う単純なお話。大体イワパレスのせい
ピカチュウたちに力を貸してくれるポケモンが何故かサトシとその旅の仲間たちが使ってたポケモンと同じだったりとサービスが利いてます。
メロエッタが非常に可愛くリサイタルシーンは観てて楽しかったです。
ラストのダンス兼EDは告知されてる通り「みてみて☆こっちっち」なワケですが、コレも知ってるが故の面白さがあってテンション上がりました。
短い時間ながら楽しさの詰まったいい作品でした。




ケルディオ
今作は人語を話すポケモン多いですね。と言うか話すポケモンばっかり
確かにゼクロムレシラムが話すならキュレムも話すし、ケルディオが話すなら他の聖剣士が話すのも当然ですね。
正直やり過ぎ感がなくもないですが、話が通じないとDPシリーズの怪獣アニメが再来する危険性があるので必要ならばいくらでも話してくれていいと思います。


で、ストーリーの方ですが、ケルディオがサトシたちとの出会いを通じて成長していくと言う全体像に関しては良かったと思います。
が、どうにもその中身が薄っぺらく説得力に欠ける気がして何だかなぁと言う感じ。
もっとケルディオがかくごのすがたになってしんぴのつるぎを使えるようになるにあたってのわかりやすいきっかけが欲しかったところです。
キュレムが追いかけてきてそれから逃亡すると言う展開は必要無かったと思うので、その時間をサトシたちとケルディオの交流に使えば良かったのではないかと。


近年のお約束によってサトシたちの手持ちポケモンにロクに見せ場が無いのもマイナス。何時になったらこの不満は解消されるのやら…
あとブラックキュレムとホワイトキュレムの存在は全く必要無かったですね。制作段階でちゃんと設定が決まってなかったのかもしれませんが





と言う感じで全体としては滑ってはいないけど大きく感動出来るワケでもなく劇場作品としては少々物足りないかなと言う印象です。
結局終わってみればメロエッタの「みてみて☆こっちっち」の部分が1番楽しんで観ていたと言う個人的には肩透かしな結末でした。
内容自体はしっかり整形されていて見やすく仕上がってると思うのでTV本編の延長のようなノリで観るくらいが丁度いいのではないかと。