3月18日

映画
プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち
観てきました。



DX3でシリーズ完結を謳ったかと思い来たNSと名前を変えただけで普通に続投のプリキュアオールスターズ。
ストーリー面でもフュージョンの再登場やミラクルライトの継続などNewと言ってるわりにDXありきの作りとなってます。



しかしそのストーリー構成はDXから大幅に変更された全く異なるものでした。
まず歴代プリキュアの戦闘がOPに押し込まれかと思えばその後出番は無く、本編で活躍するのはほぼ現行のスマイルと直前のスイートのキャラのみ。
ハートキャッチ以前のプリキュアは最終局面で駆け付けて戦闘を手伝ってくれるのみと言うゲスト同然の扱い。
5GOGO以前のキャラに至っては台詞すら無く遠くから手を振ってくれるだけで、最早いてもいなくても同じなくらいの扱い。
(MH勢だけはDX1ばりのインパクトのある駆け付け方をしてくれるのでやたら存在感があありましたが…。)
EDのキャスト一覧がフレッシュまでで途切れる光景は何気に衝撃です。
DX3の「最後の大集合」と言うフレーズは案外本気で言ってたのかな、と今更になって思い知らされるコトとなりました。



と言う感じで、言うなればライダーのMOVIE大戦、戦隊のVSシリーズのような形態に路線変更されていたのでした。
NSと名前が変わった時点である程度予想はしてましたが、まさか台詞無しにまで追いやられるとは思ってませんでした。
まぁDXの時点で登場キャラ数は既に限界突破状態だったし、今作NSではDX3から7人ものプリキュアが新規参戦してるコトを考えれば仕方無いコトですかね。
下手に無理をしても翌年以降また同じ問題に直面するだけだし、これくらいの思い切りは必要なんだと思います。



NSに移行してもう1つ挙げられる大きな特徴はプリキュアとは別に主人公として据えられた女の子、坂上あゆみですね。
歴代プリキュアの出番を絞っただけあって尺にも余裕が見られ、あゆみが単独で登場するシーンもかなり多く見られました。
内容的にはプリキュアやフーちゃんとの出会いを通してのあゆみの成長を描くと言うベーシックなもので普通に面白かったと思います。
公式ページのストーリーのページでも確認できますが、あゆみがみゆきより身長が低かったのには驚きました。
スマイルのメンバーはみんな身長が低いイメージがあったのですが、どうやらスイートのメンバーが高過ぎただけのようです。



そしてこの作品最大?の目玉となるのはやはりメインビジュアルで歴代プリキュアと共にセンターに陣取ってる謎のプリキュア、キュアエコーですね。
ハッキリ言って正体バレバレですがまぁあえてここでは多くは語らず実際に劇場に足を運んでみてのお楽しみと言うコトにしておきます。
彼女の登場もあってか既存プリキュアのオールスターズ限定パワーアップは無かったです。




これくらいで押さえるべきところは大体押さえられましたかね。
DXから大きく路線変更し失ったものは大きいものの、その分新しく見出されたものも多くまさにNewStageと呼ぶに相応しい作品になってたと思います。
尺に余裕が出来てストーリー面でも大きく自由度が上げたプリキュアオールスターズが今後どんな作品を生み出してくれるのか非常に楽しみです。
あ、EDのミュージカルは相変わらすガチでした。メドレーでなくなったのはちょっと寂しいですが