4月22日


映画
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
観てきました。
結論から言えばまぁヒドかったです。



物語の始まりはライダーと戦隊の潰し合いと言うコトからも読み取れますが、脚本のノリはオールライダーに代表される劇場版ディケイドと同じものでした。
悲しいコトに劇場版ディケイドにおける各展開の脈絡の無さ、設定の整合性の無さなどが全て受け継げれておりストーリーはどうしようもなく滅茶苦茶です。
全てのライダー、戦隊が登場とキャラ数が大幅に増えているため詰め込み方も強引になっているコトもあって余計に悪質になってる感さえあります。
そんな状況にも関わらずまたしても超電王パートがねじ込みさらに尺を圧迫していると言うのだから呆れてモノも言えません。



戦闘シーンは豊富なのでただライダーや戦隊が戦ってる姿を拝む目的で見る分にはそれなりに満足出来るのではないかと。
もっとも、その戦闘の半分くらいはディケイドとゴーカイレッドが他のヒーローをボコボコにする閉口シーンですが…。
キャラ数が多いコトから扱いの優劣はどうしようもなく存在するので、メインキャラ以外の歴代ヒーロー活躍は見れたらラッキーくらいに認識しておくのが無難かと。
同期のライダーと戦隊同士の共闘などファンサービスも多少は存在しますが、やはり尺不足は否めず共演が叶わず終いのヒーローは多数存在します。


現行シリーズのフォーゼ、ゴーバスターズすら空気だったのはさすがに意外でした。
先輩たちに比べれば優遇されているし巨大戦では独壇場となりますが、ストーリー上での役割はほぼ無いと言っていいです。
ストーリーの関係上ディケイド、ゴーカイレッドと親しい海東、ジョー、ハカセにオーズの比奈を加えた4人が最も活躍する人物でした。



主に触れるべき点はこのくらいですかね。
細かいツッコミをし始めるとキリが無いのでその辺についてはここでは言及しません。
観る前から大ショッカー、デンライナーなどの単語が飛び交っており嫌な予感はしてましたが、実際観てみるとやはりと言うべきか予想通りの内容となってしまってました。
これまで劇場版ディケイドに痛めつけられた経験のある人にはまぁ覚悟しておけとだけ言っておきます。劇場版ディケイドが好きな人ならそう問題にはならないかと
ヒーロー大戦シリーズに慣れてない人に関しては、ここはあえて見ないコトを推奨します。
ヒーロー同士が潰し合う姿は想像以上に凄惨で見ていてあまり気持ちのいいものでもないし、下手に見てもスーパーヒーローに対するイメージが悪くなるだけだと思います。
つまらないだけならまだしも、ヒーローに対する夢や憧れを壊してしまうような作品なんて存在していいワケありません。