4月7日



アニメアイカツ!を振り返って好き勝手にお話する日。5日目





最終回のマラソンについて。
思い出の場所を回り、斧を振るい崖を登りと、最終回らしいサービス満載のマラソンだったワケですが、話したいのはとにかくその結末についてです。
知っての通り、最後はあかりがいちごを追い越して勝利すると言う形でそのマラソンは幕を閉じました。
あかりがいちごを越えると言う、それまで考えもしなかった結末がそこに在ったコトは本当に衝撃でした。



正直、それまでずっと、あかりがいちごを越えるどころか、追いつく日すら来ないんじゃないかと思ってました。
スターライトクイーンカップが最後になったのも、いちごに追いつく日が遠過ぎるからそこを区切りにしたのだろうとなどと考えていました。
でも、実際にはそんな考えは大きな勘違いで、あかりはもっとずっと成長していて、何時の間にかいちごに手が届く場所にまで来ていたのです。



まだいちごgenerationだった頃、スターライトの入学試験があかりの初登場の舞台でした。
その時は実力的に完全に底辺だったあかりのコトなんか目にも留まらないくらいで、この子はその場限りのキャラだろうと思ってました。
その入学試験自体、いちごたちのステップアップと言う名目で行われていたコトもあって、ソレ以上の展開は無いだろうと決めつけていました。
その後何度か登場するもやっぱり実力は底辺で、まだ出番があったコトすら驚きだったし、まして次期主人公になるなんて無理が過ぎるとしか思えませんでした。
実際あかりgenerationの突入する直前に来てもなおスペシャルアピールが出せないと嘆いているような有様だったワケですからね。


しかしあかりgenerationに突入してからは、その直前までの大苦戦が嘘のようにあかりはしっかりアイドルで、主人公になってました。
やっとの思いでスペシャルアピールを撃てるようになったあの日からわずか1ヶ月後とは思えないほど、あかりは貫禄を身に付けていました。
あかりの反則的な成長速度が顕著になり始めたのはこの辺りからでしょうか。
それでも、この数ヶ月後に「大スター宮いちご祭り!」が開催され、いちごがさらに上に行ったコトもあり、いちごとあかりにはまだまだ途方も無い差がありました。
この時のいちごの「時間がかかってもいい、よじ登っておいで」のセリフには、かえって永遠に追いつけないんじゃないかと思わせられたものです。



そして大スター宮いちご祭りから1ヶ月ほどしてあかりがお天気キャスターの道に進出。
当時はお天気キャスターになって何の意味があるの?とか思ってました。
正直今でも具体的にお天気キャスターになったコトでどんな影響が及ぼされたのかまるで説明出来ませんが、コレがあったからこそ今のあかりが在ると言う確信はあるんですよね。


そこからさらに数ヶ月、ソレイユの全国ツアー出発と共に、いちごgenerationが完全に終結し、本格的なあかりの単独主人公態勢へ移行。
同時にスターライトクイーンカップになるコトを決意、宣言。
この時はまだそのスターライトクイーンカップがどれほどの重みを持っているのか全く知らずに見ていたんですよねぇ。



その後もあかりは立派に主人公として素晴らしいアイカツ!を披露していきました。
そして夏の終わりを迎える頃、ここであかりが何度目かの脅威を見せつけます。
アイカツ8大投票」です。
全アイドルからトップ8を決めるその投票で、あかりは8人目として選ばれました。
つまりこの時点でアイカツ!ランキングのベスト8にまで上り詰めていると言うコトです。
底辺だったあかりが気付けばベスト8、急成長にもほどがあります。
ランキングにはその時点での活動の勢いも反映されるため、単純な実力で言えば多少ランクは落ちるでしょうが、それでもあかりの成長速度が異常なのは間違い無いでしょう。
ちなみにこの時スミレは7人目に選ばれてるんですよね。
スミレの場合は成長したと言うより、元々持っていた眠れる力が開花したと言う側面が強そうですが、こちらも十分脅威と言えます。




アイカツ8の後すぐに控えていたのは「大スターライト学園祭」。
あかりはスミレ、ひなきと共にルミナスとしてソレイユ他強豪ユニットたちと対決するコトとなります。
ユニットとは言え、いちごとあかりが直接ぶつかり合う初めてのイベントになるワケですね。
そしてこの時点であかりはもう、ソレイユ、引いてはいちごの勝つコトを視野に入れ始めてるんですよね。
実際ルミナスの成績はソレイユの真下の2位。既にトライスターとぽわプリさえも抜き去ってしまいました
これにはルミナスがイベント直前に猛特訓したと言う背景があるので、練習量が同じなら結果は違っていたかもしれませんけどね。
それでもアイカツ8メンバーがひしめく中でこの成績なのですからあかりがトップクラスにいるコトはタイミングの良さだけでなく、実力あってのモノだと言うコトは確実に証明されました。





その後ルミナスは全国ツアーへ。
コレがあかりにとって最後のステップアップであり、スターライトクイーンカップ、いちごとのマラソンに繋がる最後のブーストです。
劇中では盛大にカットされたのでわかりにくいですが、全国ツアーともなるとあかりはかなりのレベルアップを果たしたのではないでしょうか。
大スターライト学園祭の時点であかりがいちごの真後ろにつけていたとするなら、ここで追いつくと言う展開もあり得なくはない展開に思えてきます。



そして実際あかりはスターライトクイーンカップで優勝、いちごとのマラソンでも勝利を収めるコトとなりました。
あくまでマラソンの結果であって、アイドルとしてあかりがいちごを越えたと言う話ではありません。
(流れ的にスターライトクイーンになった時点でいちご、美月と並んでトップ3に入ってたとは思う)
それでも、その時あかりは間違いなくいちごの上に立っていたのです。



その後、いちごに勝ったあかりはプレゼントとして「お互い名前で呼び合う」コトを要求。
つまり、これから自分はいちごの後ろではなく真横に立つのだと言う意思表示をしたワケですね。
あの底辺アイドルだったあかりが今やいちごの隣に立っている。
いかにもブッ飛んでいる話ですが、改めて振り返ってみると、ちゃんとあかりは進むべき道を踏みしみてそこにたどり着いたんだなと思えてきます。





そして締めくくりは少し未来のいちごとあかりの姿。
決め台詞はもちろん「私の熱いアイドル活動、アイカツ!始まります」です。
これまでの節目でもそうでしたが、アイカツ!って終わる時ほどに始まりを宣言するんですよね。
最後のOPにしたって「START DASH SENSATION」ですし。
トゥインクルスターカップの時なんかも、ゴールじゃなくて新しいスタートだと2wingSが言ってましたね。
アニメは確かに最終回を迎えましたが、終わりなんかなくて何時までだった続いていくのだと、アイカツ!は示してくれているのです。





以上です。
図らずもあかりgenerationを丸ごと振り返ってしまい思わぬ長文になってしまったw
5回にも分割しておきながらここまでになるとは…。書く前はせいぜい2,3回で終わるだろうと思ったのに
書いてみて改めて、自分は自分で思っている以上にアイカツ!が好きだったのだと気付かされました。
まだまだ話そうと思えばいくらでも話せますが、今回のところはコレでオシマイにしようと思います。
そして新たな気持ちで、アイカツスターズ!を迎え入れます。